2006年01月23日(月)
 日本製箔は20日、2月出荷分からアルミ箔製品をキロ当たり70円以上値上げすると発表した。  対象は、アルミ地金の変動に応じて価格を転嫁するいわゆるNSP(ニュースタンダードプライス)ルール適用外の製品。

 同社では、アルミ地金価格高騰が「自助努力の範囲をはるかに超え、アルミ箔事業の継続に重大な支障をきたしている」(重村郁雄社長)ことから、値上げ要請を行っていく方針だ。
 大手非鉄流通問屋の春田産業(本社=大阪市東成区大今里3―13―23、春田英男社長)はこのほど、本社倉庫において黄銅棒用の縦型立体全自動ラックを2基導入した。

 保管能力は計540トン。ラックの前後両面の計4カ所で出入荷ができる画期的なものであり、これにより倉庫業務を大幅に省力化できる。
 ロンドン金属取引所(LME)の銅現物相場は現地19日、セツルメントが前日比トン62ドル高の4762ドルに急伸した。取引所在庫は2175トン増え10万6550トンと需給ひっ迫感は緩和しつつある。しかし、年金ファンドの資金流入観測から商品市場全体が強含んでいるため、3営業日ぶりにドル建て移行後の最高値を更新した。

 鉛セツルメントも前日比トン当たり11ドル高の1307ドルと、ドル建て移行後の最高値を8営業日連続で更新。