2006年01月24日(火)
 住友金属鉱山は23日、大型TFT液晶駆動ICの実装基板材料である2層めっき基板(製品名『エスパーフレックス』)を増強すると発表した。

 銅やニッケル製錬などもある主力拠点の別子地区(愛媛県新居浜市)に新工場を建設し、2006年度中に05年度末比40%増の年産650万平方メートルに引き上げる。新工場は投資額約70億円で2月に着工、10月からの稼働を計画している。
 日本軽金属は、アルミナと水酸化アルミニウム製品を値上げする意向を表明した。実施時期は本年4月出荷分からで、10―15%価格を引き上げる。同社の化成品全般の値上げは、2004年4月以来2年ぶり。
 三菱マテリアルは23日、1月積み鉛建値をトン当たり4000円引き上げ19万3000円に改定したと発表した。海外相場高と円安ドル高を受け、引き続き1990年3月15日の22万円以来の高値圏にある。推定建値平均は18万3900円となった。