2006年01月30日(月)
 住友チタニウムはこのほど、主力製品である多結晶シリコンの販売価格を、2月出荷の新規契約分から30%強アップすることで決着した。

 回復基調が鮮明になってきた半導体向けに加え、太陽光電池向けの需要好調が需給を引き締めているため、世界的にシリコン供給が需要に追いつかず、2年連続の値上げとなった。
 鉛フリーハンダ実装技術のコンサルタント事業会社、ソルダーソリューション(本社=大阪市東淀川区、山下茂樹社長)は、検討用基板の設計会社や検査機器の製販会社と共同で、ハンダの鉛フリー化への取り組みが未着手の企業への技術指導を始めている。

 欧州RoHS指令の施行が7月に迫っていることもあり、ノウハウ蓄積が必要な鉛フリーハンダの実装市場での需要開拓をめざす。
 日本電線工業会が27日に発表した統計速報によると、2005年1―12月の国内銅電線出荷量は、銅量ベースで前年比2・6%増の85万6055トンと、2年連続の前年比プラスになった。

 出荷全体の45%を占める、ビル工事向けなどの建設・電販部門が全体の伸びをけん引した。足元の出荷ペースで推移すると、06年3月期通期の銅電線出荷量は、昨年9月発表の予想値85万1000トンを1%強上回る見通し。