2006年01月31日(火)
 シリコンウエハー大手のSUMCOは2006年度(07年1月期)以降も600億円規模の設備投資を継続する。特に主力製品の300ミリウエハーは需要が拡大傾向にあることから経営資源を集中。

 05年度から07年度にかけて約1040億円を投じて生産能力を05年9月比で50%以上増強し、07年10月には月産55万枚態勢にする。さらに薄膜SOI(シリコン・オン・インシュレーター)などの高付加価値製品にも注力することで、技術的な優位性も強化する。
 金鉱石を採掘している住友金属鉱山の菱刈鉱山(鹿児島県伊佐郡菱刈町、松平久壽鉱山長)は、出鉱開始から約20年という操業ノウハウの蓄積を生かし、採鉱現場での多様な品位への対応力を向上させ、グループ今中期経営計画の下、産出金量年間7・5トンの安定操業を続けている。

 次期中計にかけては、生産効率化を推進することに加え、グループを挙げて積極展開している海外資源開発における人材育成の場としても機能強化を図る。
 経済産業省は30日、2005年(暦年)のアルミ建材生産・出荷速報を発表した。それによると、生産は対前年比6・4%減の38万3615トンとなり、2年連続のマイナス。また、出荷も同4・6%減の42万6854で、5年連続の減少となった。主力の住宅サッシをはじめ、建材需要は総じて低調に推移している。