2006年02月20日(月)
 アルミ缶リサイクル協会(馬場修一理事長)は17日、2006年のアルミ缶需要予測を発表した。それによると、本年は「第3のビール」などいわゆる新分野を含むビール需要が拡大するとし、対前年比1・1%増の187億5000万缶に達する見通し。ビール以外の飲料に関しても、前年実績を上回ると予想し、全体では3年連続の増加となる見込みだ。
 日立電線は17日、東南アジア域内グループ会社の販売事業を再編、強化すると発表した。ヒタチケーブル・シンガポール社(本社=シンガポール)を中心に支店統合や株式譲渡を進め、本年4月1日からシンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンの販売拠点をヒタチケーブル・シンガポール社の統括下に置く。

 東南アジア市場を従来以上に深耕し、インドやベトナムなど新興市場のおう盛な需要にも対応できる販売態勢を構築する。
 ロンドン金属取引所(LME)の銅現物相場が続落している。現地16日のセツルメントは前日比トン当たり150ドル安の4800ドルに下落。本年最大の下げ幅で1月24日以来約3週間ぶりの安値水準に後退した。国際商品市場では投機筋の売りから原油や金などが調整色を強めており、非鉄金属も商品市場全体の地合いに押されている。