2006年02月23日(木)
 同和鉱業は22日、次世代デバイス用窒化物半導体の事業化を決定したと発表した。全額出資子会社の同和半導体(秋田県秋田市)に総額約30億円規模の工場を建設し、設備投資に着手する。

 新工場は本年10月ころ完工し、第1期工事として青色LEDや電子デバイス向けの高品質窒化アルミ下地層などを製造する。第2工事では白色LEDチップの本格量産を計画しており、2008年度には窒化物系エピだけで100億円以上の売上高をめざす。
 日鉱金属は22日、2月積み産銅建値をトン当たり3万円引き上げ65万円(月間平均64万500円)に緊急改定、即日実施すると発表した。新建値の65万円は今月3日以来の高値に並ぶと同時に、1980年(昭和55)3月初旬以来の高水準。
 住友軽金属工業は22日、定価販売している一部の銅管製品について、本年4月出荷分から価格を最大30%引き上げると発表した。

 原材料である銅価の値上がりを受け、価格への転嫁を進めてきたが、足元の急速な上昇に追いつけず採算が悪化したため。石油価格の高騰で副資材も値上がりしており、自助努力だけでは限界があるとして値上げを決めた。