2006年05月01日(月)
 チタン展伸材の原材料不足が深刻になっている。日本チタン協会が28日まとめた2005年度統計によると、展伸材出荷は前年比3・6%減の1万7669トンとなり、2年ぶりに前年実績を下回った。

 原材料のスポンジチタン生産は、国内で住友チタニウムと東邦チタニウムが増産したことで3万3026トンと同31・2%増えた。しかし、インゴットを含めた輸入原料が急減したため、展伸材各社の生産が拡大傾向にある需要に追いつかなかった。
 住友金属鉱山が28日発表した2006年度の連結設備投資は586億円を計画している。セロ・ベルデ銅鉱山など海外大型投資が一段落したことで、前年比33%減少する。電子材料・機能性材料が05年度の188億円から243億円に増えるものの、資源は同140億円から66億円、金属・金属加工は同156億円から152億円に減少する見通し。
 経済産業省が28日発表した3月の非鉄金属地金・金属製品統計によると、地金分野は電気銀と電気銅の生産が前年同月の実績を上回ったが、その他の品種は生産・出荷ともに前年より落ち込んだ。

 一方、製品分野でも生産・出荷の双方で前年より増加したのは伸銅製品とアルミニウム箔の2品種にとどまり、1月から続いていた改善傾向に停滞が見られる結果となった。