2006年05月02日(火)
 国内の非鉄製錬メーカーと需要家との間で行われていた2006年度の各地金長期契約がまとまり、亜鉛地金は平均するとトン当たり3000円台半ばでの値上げ決着となった。現物需給のひっ迫感が強まる中で需要家が安定調達を重視した結果、4年連続の値上げとなった。

 一方の銅地金はトン当たり1000―1500円の引き下げで決着した。指標となるコデルコ(チリ銅公社)の対日プレミアムが昨年よりトン当たり10ドル引き下げられたためだ。
 2006年度積みの鉛地金プレミアムは、値上がり基調を維持しているものの、鉱石が原料の電気鉛である「鉱石鉛」と、廃バッテリーが原料のリサイクル鉛(電気鉛・再生鉛)の間で格差が生じている。

 鉱石鉛については製錬側が打ち出した約2000円高が需要家側の根強い抵抗から浸透していない一方、リサイクル鉛は1万円以上の上げ幅も一部で通り始めている。
 キッツは1日、バルブ製品の販売価格を最大25%引き上げると発表した。6月1日から実施する。主要原料である銅や銅スクラップ、亜鉛の価格が上昇したほか、間接費用も値上がりし、自助努力での吸収が困難になったため。同社がバルブ製品の価格を改定するのは昨年12月以来。