2006年05月11日(木)
 日鉱金属の電子材料カンパニーは2006―08年度の中期経営計画期間中に合計350億円の設備投資を計画している。半導体用と液晶用に加え磁性材のスパッタリングターゲット材、圧延銅箔など主力製品の設備増強を実施し、需要家の増強計画に対応した安定供給体制を整備する。

 さらに新規開発投資なども含め06年度だけで合計170億―180億円の設備投資を予定している。これにより最終08年度目標の売上高1500億円、経常利益150億円を達成したい考え。
 日立電線が10日発表した2006年度上期の伸銅品生産量は前年同期並みの月7850トンを予定している。半導体分野の需要回復が続いていることなどから、銅条の生産量を前年同期比4%増で設定したものの、銅管と電気用伸銅品を同2%減と想定したため。

 また、05年度の生産実績も併せて発表した。上期は半導体の在庫調整が長期化した影響で生産量は伸び悩んだが、下期に回復が見られたため、通期では前年度比2%増の月7956トンとなった。
 アルミ二次合金メーカーとダイカストメーカーなどユーザーとの4月積み二次合金(ADC12種)値決め交渉は、キロ当たり7円前後で決着した。

 合金各社は、スクラップ原料高、中国産合金に比べ国内価格が低水準に置かれている状況の改善をめざし、10円以上、2ケタの価格是正を交渉目標としていたが、市況動向が落ち着かず国内市場では大型連休を控えていたこともあってユーザー側に慎重姿勢が根強く伸び悩んだ。

 足元では指標となる海外新金値相場が新値を付ける展開となっており、今後原料高が一層進む見通しから、5月積みについて合金メーカーでは15―20円アップを求めていく方針だ。