2006年05月24日(水)
 神戸製鋼所は大安工場(三重県いなべ市)において、第8世代(8G)対応の液晶製造装置用のアルミ製真空チャンバーを機械加工する大型門型マシニングセンター(MC)を増設し、増産に注力する。稼働時期は来月初旬で、これにより大型MCの数は7台目となる。年内には8台目を設置する予定としている。
 日鉱金属の加工カンパニーは定価販売しているチタン銅を6月からキロ当たり約600円値上げする。主原料である銅地金の価格が定価決定時に比べて大幅に上昇しており、自助努力で吸収することが困難になったため。

 基本的に定価の引き上げで対応するが、需要家の理解が得られれば、価格の設定方法を他の伸銅品と同様、銅建値連動制(地金スライド制)に変更したい考え。
 三菱マテリアルは23日、5月積み鉛建値をトン当たり8000円引き下げて16万7000円に改定すると発表した。

ロンドン金属取引所(LME)の鉛相場が銅などとともに下落していることを受けたもの。新建値は今年最安値で、05年11月以来の水準。月間平均建値は、2800円安の17万5400円。