2006年06月12日(月)
 日鉱金属は9日、6月積み産銅建値をトン当たり2万円引き下げ91万円に緊急改定すると発表した。このまま月内に建値が改定されない場合、月間建値平均価格はトン91万9500円となる。新建値の91万円は4月末以来の低水準。
 銅加工の榛木金属工業(本社=大阪府東大阪市稲田新町3―10―5、榛木登司雄社長)は、主力の産業用電池向けの部品向けから、人的資源をシフトして、小型部品の受注加工に注力している。昨年から始めた銅小口通販の『かっぱ堂』も好評で、売上比率も全体の2割に達している。
 日本伸銅は9日、当面の黄銅削り粉購入価格を前回(6日)に比べてキロ当たり15円引き下げ、673円(油水分MAX0・8%、120日手形ベース)に設定した。

 産銅建値がトン2万円ダウンの91万円に緊急改定されたことや、亜鉛建値も7日にトン1万9000円引き下げられ、44万6000円に改定されていることに伴う措置。