2006年07月14日(金)
 軽金属溶接構造協会(編集委員会)がまとめた世界のアルミニウム産業動向などによると、2007年のアルミ新地金は、消費量3436万3000トン、生産量3388万2000トンで48万1000トンのマイナスバランスとなり、本年同様2年続けて需要が供給を上回る見通しだ。

 エネルギーコスト上昇を背景にした世界的な電力高騰に加え、アルミナ手当てが難しくなることで、アルミ地金生産にマイナスに働く。
 短期間で大幅な反騰を演じた海外非鉄相場に新たな不透明材料が出てきた。ロンドン金属取引所(LME)が、非鉄全体をけん引してきたニッケルのイニシャルマージン(取引手数料)を、今月20日のロンドンクローズ時間から大幅に引き上げることを決めた。市場では現地12日の引けにかけてこのニュースに即座に反応、棒上げの展開を続けてきたニッケル相場はいっせいに売りを浴びて急落した。LMEによる異例の措置が今後、どう相場展開に波及していくか、ここしばらく見極めが必要だ。

 今回、発表されたニッケルの1トン当たりの新イニシャルマージンは現行の1900ドルから900ドル上げの2800ドルにするというもの。錫の横ばいを除き、銅で1000ドルを750ドルに、アルミ新地金で300ドルを200ドルへと、ニッケル以外は引き下げる。
 新金属協会がこのほどまとめた2006年のタンタル国内需要は、粉末と化合物を合わせた製錬合計が前年比4・9%増の365トンに増える見通し。

 デジタル家電や携帯電話、パソコンなど最終製品の好調な売れ行きを反映して、主用途先のコンデンサーが伸びているためだ。超硬工具や光学ガラス向けなども堅調に推移しており、国内需要はITバブル崩壊以降のピークをつけた04年実績を上回ることになる。