2006年07月24日(月)
 神戸製鋼所アルミ・銅カンパニーのマレーシアにあるOPCドラム用アルミ管製造・販売会社「コウベシンショーチューブスペシャリティーズ」(KSTS)は、現状の月産200万本から、年末までに250万本体制へ能力を拡大する。需要が好調でフル稼働の状態になっていることから、生産増強で体制を調える。将来的には、さらなる能力アップも検討していく。
 日鉱金属は21日、7月積み産銅建値をトン当たり4万円引き下げ95万円(月間平均94万8500円)に緊急改定、即日実施すると発表した。

 指標となる海外銅相場が7月第3週に入り高値警戒感の台頭に加え、中東情勢の激化に伴う米ドルの上昇、グルポ・メヒコ社カナネア銅山ストの終結およびチリ・エスコンディダ銅山労使交渉の進展を映して連日下落。LME銅が21日入電のセツルメントで7722ドルと現地10日以来の安値圏へ急反落。NY銅当限も4日連続安のうちに月間安値となる348・50セントへ急落したことを映した。
 非鉄金属専門商社の平和金属(本社=大阪市中央区東心斎橋、北山英彬社長)のタイの製造子会社である「エアコン・パーツ・エンジニアリング・タイランド(APET)」社(中村俊憲社長)は、空調用アキュームレーターの製造ラインを利用し、大型自動車のブレーキ部品の製造に注力する。主力の空調部品が伸び悩む中、新たな事業の柱として期待される自動車部品で拡販をめざす。