2006年08月10日(木)
 豊田通商は、トヨタ自動車の高級ブランド“レクサス”用の部品などを生産するトヨタ自動車田原工場をメーンに、アルミ二次合金の溶湯供給を行う新会社「T―ST」(愛知県田原市緑が浜2―1―25、白井琢三社長)を立ち上げ、今月から量産稼働を開始した。これにより、同社の溶湯生産拠点は11カ所となり、生産量は月間約2万4000トンに拡大する。
 昭和電工は、アルミ地金価格が昨年に比べ大幅に上昇していることから、アルミ缶価格の引き上げとコンデンサー用電解箔の販価ルール変更などに全力を上げる方針だ。

 原材料高騰分の製品転嫁が遅れているため、同社の2006年6月中間期のアルミ部門営業利益は減益を余儀なくされており、下期に価格是正を進めていく。
 三井金属は9日、8月積み亜鉛建値をトン当たり6000円引き上げ43万6000円に改定したと発表した。海外相場の上昇に加え為替も円安ドル高に振れたため。月内推定平均は43万4400円となった。