2006年08月15日(火)
 国内電線メーカー大手6社の2006年4―6月期連結決算は、経常利益ベースで3社が増収増益、昭和電線ホールディングスが経常損失を黒字転換した。

 産業用電線ケーブルや電力用超高圧ケーブルの需要が軒並み好調に推移。住友電工、古河電工、フジクラの上位3社では、情報通信関連事業の大幅増益が目立った。銅価急騰に伴う収益圧迫も一部見られたが、全体の傾向としては、価格転嫁の進展と需要の好調さがマイナス影響をある程度相殺した。
 関西地区故銅市況は一転、悪行き気配が濃厚となってきた。国内が旧盆休みに突入した先週12日の海外銅相場の値崩れで、先週末まで引き上げ機運が漂っていた産銅建値(現行トン96万円)に、逆にトン2万―3万円程度の引き下げ不安が台頭してきたためだ。

 電線・伸銅メーカーを筆頭とする大手需要家筋や、扱い原料問屋が一斉に夏季休暇に突入している関係上、日鉱金属はよほどのことがない限り、旧盆明け17日までは産銅建値の緊急改定には動かないとは推測されるが、「連休期間中でも産銅建値の改定はありえる」とされているだけに、予断は許されない情勢。
 アルミ板材は同値圏。市中相場の中心はアルミ大板がキロ当たりで730円、アルミ小板が同745円、52S板が同750円どころ。