2006年10月18日(水)
 神戸製鋼所は自動車向けチタン合金を拡販する。主に二輪車のマフラー用途としての純チタン市場が拡大しているが、今後は2000年に開発した世界初のマフラー用量産チタン合金「KSTI―1・5AL」に加えて、現在サンプル出荷中の「同1・2ASNEX」の本格展開を急ぐ。

 また開発を進めている冷間鍛造技術によるチタン合金の高強度ボルトも量産試作に成功しており、二輪車に加えて四輪車への採用拡大もめざす。
 日軽金アクトは、アルミ押出品の価格是正を進めていく方針だ。添加金属の急騰などを受け、井上厚社長はロールマージンアップに関し、「最終的な数値の検証までは行っていないが、10―20%、ものによっては30%もあるだろう。現在検討しているさなかだが、できれば早めに実現したい」との意向を示している。
 日鉱金属は17日、10月積み産銅建値をトン当たり3万円追加引き上げ98万円(月間平均95万9500円)に緊急改定、即日実施すると発表した。

 国連による北朝鮮制裁決議を受けた原油・貴金属相場高と連動した海外銅相場の続騰、さらには円安の定着が背景。新建値の98万円は5月15日の100万円を史上最高値に、7月14日の99万円、そして9月6日の98万円に並ぶ史上3番目の高水準。