2006年11月15日(水)
 チリの大手銅鉱山の業績が拡大傾向にある。エスコンディダ、コジャワシ、ロス・ペランブレスの民営3大鉱山の2006年通期の経常利益は、合計で前年比86・3%増の100億4500万ドルになる見通し。

 銅価高騰に加えおう盛な需要を背景とする販売増もあり、売上高も133億2600万ドルと71・1%増加する予想。これらの鉱山に出資する日本企業にとっても増益要因となる。
 アルミ二次合金最大手メーカーの大紀アルミニウム工業所(本社=大阪市西区土佐堀、山本隆章社長)の業績が急拡大を続け、売上高・収益・生産量・販売量すべてにおいて史上最高記録を塗り替え続けている。

 2007年3月期決算でもレコード更新が見込まれ、同社では06年9月中間期に6円配当を実施するとともに、期末にも当初予定していた5円配当から1円増配して6円とし、年12円配当(06年3月期9円)へ年3円増配を実施する。
 三井金属は14日、11月積み亜鉛建値をトン当たり2万6000円引き下げ、55万1000円に改定したと発表した。亜鉛の建値下落は10月2日以来、約1カ月半ぶり。LME相場が銅・アルミの軟化に抗しきれず、月初からの高騰分の値を消した。月間平均は1万5600円ダウンの55万6500円。