2006年11月20日(月)
大手軽圧メーカー上場5社(三菱アルミニウム除く)の2006年9月期中間決算が17日にまとまり、連結売上高はそろって増加し、営業利益も昭和電工を除き全社が増益を確保した。

 自動車をはじめとする好調な輸送関連需要が、全体の牽引役を果たした。ただし、地金や原油高といった製造コスト上昇の影響で、利益は各社とも圧迫されており、この下期に価格是正をどれだけ進展させることができるかどうかが今後の課題になる見込みだ。
非鉄製錬各社が発表した2006年9月中間決算によると、電子材料関連部門の営業利益は7社合計で前年同期比14・5%増の346億2500万円となった。

 昨年まで収益拡大の原動力になっていたフラットパネルディスプレー(FPD)向け材料の調整など減益要因もあったが、パソコンや携帯電話などの従来製品から、自動車や各種デジタル家電向けに新規用途が広がり、全体的に需要は堅調に推移した。
DOWAホールディングスの金属加工事業子会社、DOWAメタルテックがこのほど設立したタイの伸銅品加工会社「DOWAメタルテック(タイランド)」は、2010年をめどに現在の3倍に当たる月500トンの販売をめざす。

 工場で素条の切断加工と錫リフローめっき加工を行い、現地に進出している自動車部品メーカーの需要に対応する。将来はアジア全域に販路を広げ、日本、中国と併せて3極供給体制を構築したい考え。