2006年11月24日(金)
 レアメタル関連企業の業績が拡大傾向にある。アルコニックス、日本タングステン、東邦金属、日本精鉱の上場4社が22日までに発表した2006年9月中間期決算は、全社が増収増益となった。

 世界最大のレアメタル生産国である中国の内需拡大や輸出抑制に伴う原材料価格の高騰というマイナス要因があるものの、製品価格への転嫁が進んだことや、自動車や電子産業向けなどの好調な需要に支えられた。
 日本鉱業協会の吉川廣和会長(DOWAホールディングス会長)は22日開催の定例会見で、米フリーポート・マクモラン・カッパー&ゴールドによるフェルプス・ドッジ買収合意に関連して、「(両社を統合した場合の)銅生産権益シェアは約12%で、コデルコに次いで世界2位となり、3位のBHPビリトンの6・3%を合計した上位3社のシェアは30%を超える」と資源メジャーによる一層の寡占化進展に対し買鉱サイドとして懸念を表明した。
 コバルトの国際相場が急騰の気配を見せている。先行指標となるBHPビリトン社の公表価格が、先週末から約20%急騰し、22日現在はポンド当たり21ドルをつけている。国際相場がこれに追随すると、2年ぶりの高値に達する可能性もある。