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2006年11月30日(木)
住宅設備機器メーカーの製品値上げが、ここにきて相次ぎ打ち出されている。原材料であるアルミやニッケル、銅の上昇が著しいことから、価格転嫁を早ければ来月にも実施する意向だ。これまでは「川上インフレ・川下デフレ」で、最終製品までの転嫁浸透が進んでいなかったが、住設分野における完全なデフレ脱却の方向性が鮮明になってきた。
財務省が29日に発表した10月の非鉄輸入通関速報によると、銅スクラップの輸入量は前年同月比54%増の5574トンとなった。建設、自動車、電機業界向けなど国内の銅需要は好調に推移しており、伸銅メーカーなどは高水準の生産を続けている。しかし、国内の銅スクラップは発生量自体が減少しており慢性的な品薄状態のため、輸入スクラップは前月に続き5000トン以上を記録している。
東京都伸銅品商業組合マーケットリサーチ委員会(委員長=福田健児・ナカガワメタル取締役)は28日記者会見し、10月の伸銅品需要は自動車など一部分野で調整が継続したが影響は限定的で、底堅い状況は変わらなかったと話した。ただ、11月は銅価の続落を受けて買い控えが増えたため荷動きに一服感が見られると述べ、足元の状況に変化が生じていることを示した。