2006年12月04日(月)
 12月積みの銅、鉛、亜鉛の3地金建値は、ロンドン金属取引所(LME)相場の反落と円高加速を背景に銅、亜鉛が引き下げスタートとなった半面、鉛はLME相場の続騰で円高をこなしてトン当たり1万3000円引き上げられ、23万6000円に設定された。新建値の23万6000円は11月8日の25万円に次ぐ今年2番目の高値と同時に、1980年(昭和55)4月(28万円)以来の高水準。

 また亜鉛建値もトン2万9000円ダウンの55万2000円に設定されたとはいえ、LME相場が在庫の減少を背景にトン4300ドル台を維持していることもあり依然、トン50万円を大きく上回る史上最高値圏で推移している。 "
 住友金属鉱山と住友商事は1日、豪州ノースパークス鉱山の新鉱体を開発すると発表した。開発費用総額は2億1200万豪ドルで、住友金属鉱山が13・3%相当の2800万豪ドル、住友商事が6・7%相当の1400万豪ドルを負担。残りは同鉱山を所有する英リオ・ティント社が負担する。
 文化シヤッターは今期の連結売上高営業利益率が4・2%(前年同期比0・8%増)まで向上する見通しで、中計最終年の2009年3月期に6%まで引き上げていく。

 今期はアルミや鋼材の値上がりで、利益率が当初見込みを下回るものの、「これをばねに力強く遂行する」(茂木哲哉社長)と、中計完遂に意欲を示した。重点施策の一つである海外事業などを強化し、収益力アップを図っていく。