2006年12月08日(金)
 自動車に用いられるアルミ需要が、いぜん拡大傾向を続けている。日本アルミニウム協会と経済産業省がまとめた自動車(二輪車含む)向けアルミ出荷は、2003年12月以来、約3年にわたって数量が増加。環境問題への対応など、自動車の軽量化ニーズが一段と高まっていることもあり、アルミ需要は今後も右肩上がりの成長を維持しそうだ。
 東洋アルミニウム(本社=大阪市中央区、今須聖雄社長)は7日、子会社の東洋アルミ商事(桑内信明社長)と東洋アルミエコープロダクツ(冨岡祥浩社長)が共同出資して、来年1月に中国上海市に商社を設立すると発表した。市場が拡大する中国において、ビジネスチャンスの拡大をめざす。初年度の売上高は約8億円の見込み。
 三菱マテリアルは7日、12月積み鉛建値をトン7000円引き上げ24万3000円に改定したと発表した。為替の円高ドル安圧力は強いものの、海外相場の堅調地合いを受け11月8日の年初来高値25万円以来、1カ月ぶりの高値に上昇した。