2007年01月15日(月)
 アルミ新地金価格が足元急反発している。ロンドン金属取引所(LME)のアルミ相場は、現地11日のセツルメントで2870ドル(前日比125ドル高)と大きく上昇。

 弱含みで始まった2007年のアルミ相場は、昨年末までの高値水準に一気に戻した格好だ。ただし、需給バランス的には中長期的に見て下落に向かうとの見方が多く、先行き不透明感も強まっている。
 ニッケルの国際相場が、強弱双方の材料が入り交じり乱高下を繰り返している。そうした不安定な相場展開の中、12日入電のLME相場は、午後の取引で過去最高値となるトン当たり3万6200ドル(ポンド16・42ドル)を記録。

 世界的な生産拡大の一方で生産障害などの供給不安が絶えず、需給観測が立ちにくい事情があるようだ。
 タツタ電線は12日開催した取締役会で同社の完全子会社である中国電線工業と丸豊電線の4月1日付での合併を決めたと発表した。

 中国電線工業を存続会社とする吸収合併方式で、丸豊電線は解散する。設備その他の経営資源を柔軟かつ有効活用する体制を整え、経営の合理化・効率化を図ることが狙い。