2007年01月19日(金)
 日立電線グループの伸銅メーカー、日立アロイは17日、2007年度から3年間で売上高を2割増やし、200億円(銅価ゼロベース時)とする中期経営方針を発表した。

 07年度中に3億円規模の投資を行うなどして加工品部門を強化。同部門の比率を現在の2割から10年度までに3割に引き上げる。新製品の開発も積極的に進める。黄銅棒は付加価値が期待できる細物に特化し、線材は外販を強化する。
 三井金属は18日、1月積み亜鉛建値をトン3万3000円引き下げ48万9000円に改定したと発表した。指標となる海外相場の続落を受け15日の上げ幅をほぼ相殺し再び50万円を割り込んだ。月内推定平均は50万2100円となった。

 ロンドン金属取引所(LME)の亜鉛現物相場は、現地17日のセツルメントが前日比トン180ドル安の3650ドルに続落した。取引所在庫が前日から5725トンの大幅な増加を記録したことから売りが膨らんだ。
 軽金属押出開発(KOK、三重県四日市市、胡内友文社長)は18日、主要生産設備である押出機の故障で、長期操業停止せざるを得ない状況になったと発表した。これは年末のメンテナンス時に発見されたもので、現時点での操業再開は、2月上旬と見込んでいる。