2007年02月01日(木)
 日本ダイカスト協会(会長=高橋新・アーレスティ社長)は自動車の軽量化や中国をはじめとする海外生産の加速などに対応するため「10年後におけるダイカスト産業のあるべき姿」を遠景に描きながら「ダイカスト産業ビジョン」を策定した。

 同ビジョンはマクロ・ミクロの環境変化やダイカスト業界に対するニーズを集約するなど現状を分析した上で、(1)開発提案型産業への転換(2)技術開発力の向上(3)省エネ型産業への促進(4)適正収益の確保(5)次代を担う人材育成――など主に5テーマを抽出し、「グローバルなビジネスチャンスを見いだしていく」との方向性を示した。
 神戸製鋼所(アルミ・銅カンパニー)は、本年度下期から取り組んできた軽圧品のロールマージン引き上げ交渉について、店売り品でほぼ合意に達し、今月から実施する。引き上げ幅は、10%強に相当するキロ30円。

 また、もの価格品であるアルミ磁気ディスク材については、5%の加工賃引き上げを図っていく。ひも付き品に関しては、部分的に顧客と了解を得ているが、引き続き浸透をめざす。銅板条品では、6割程度マージン是正が進んでいる状況だ。
 財務省が31日発表した2006暦年の非鉄金属輸出通関実績によると、電気銅(陰極銅およびその断片)の輸出は28万6935トンと前年比31・6%増加した。中国向けが13万3345トンと46%増えたことが全体を押し上げた。

 ロンドン金属取引所(LME)より上海市場の銅相場が割安だった時期があり需要家の買い控えもあったが、急速な経済成長を続ける中国のおう盛な需要を改めて印象づけた格好だ。