2007年03月06日(火)
 2007年4―6月期の国内アルミニウム新地金価格は、1―3月期に比べキロ当たり30円上伸し、2期連続上げとなる一段高の展開になった。ロンドン金属取引所(LME)のアルミ相場が上昇したことに加え、為替の円安が進行したことから、強基調で推移。

 アルミ圧延メーカーがロールマージン引き上げを進めていることもあり、前回の地金30円アップと合わせると、この半年間で合計100円近く上がる計算だ。このため、新年度となる4月以降の軽圧品価格は、強含みの展開が見込まれる。
 古河電工はハードディスク(HD)基板用アルミニウムブランク材の生産能力を2007年度中に3割増強する。生産拠点の日光事業所(栃木県)で製造ラインの自動化などを進め、現在の月産能力2800万枚を07年夏以降に3600万枚へ拡大する。デスクトップ型パソコンやサーバーに搭載されるHDの需要が堅調に推移しており、07年度は月平均3000万枚の生産を計画している。
 三和シヤッター工業(山俊隆社長)は5日、本年10月1日付で持株会社制へ移行すると発表した。このため、同社では、三和シヤッターの事業を継承する完全子会社「三和シヤッター分割準備株式会社」(仮称)を来月上旬、資本金1億円で新たに設立する予定だ。