2007年04月12日(木)
 日鉱金属は2007―09年度に総額2000億円規模の設備投融資を計画している。とくに経営資源を集中させるのがチリの銅資源開発で、07、08年度の2年間で7000万ドル(約800億円)の投資を予定している。

 鉱山権益の拡充に加え湿式製錬開発なども進め、鉱山から製錬まで一貫した銅生産会社への転換を図る。リサイクル原料からの金属回収事業や、スパッタリングターゲット材、圧延銅箔の生産能力増強、金属加工の海外展開、合金事業の強化などにも積極的に投資していく方針だ。
 DOWAホールディングスの金属加工事業子会社、DOWAメタルテックは伸銅品とめっき加工品の価格を値上げする。原料のニッケル価格が大幅に上昇し、自助努力で吸収することが困難になったため。

 ニッケルなどを配合した銅合金板条について、地金部分の価格ルールを見直す。製造ロス分のコスト転嫁も徹底する。値上げ額は最大でキロ70円程度になる見込み。ニッケルを使うめっき加工品についても、定価の引き上げか地金スライド制への変更を検討する。
 海外銅相場の奔騰と外国為替市場での円安定着を背景に、国内産銅建値の騰勢が続いている。プライス・リーダーの日鉱金属は11日、4月積み産銅建値をトン当たり6万円引き上げ、98万円(月間平均95万4000円)に緊急改定、即日実施すると発表した。