2007年06月20日(水)
 鉛のロンドン金属取引所(LME)相場が最高値を更新した。19日入電のLME相場は先週末比50・5ドル高の2410・5ドル(セツルメント)。

 中国における自動車用バッテリー需要が増える一方で、豪州の港で鉱石出荷の差し止めが長引いていることと、中国の輸出関税実施による輸出減少予測を背景に、需給のひっ迫懸念が強まっている。これまでも緩和要因が出ても相場は軟化せず、今後さらに上値を追っていきそうな状況だ。
 軽金属製品協会試験研究センターは、2007年度事業方針として、試験収入を対前年度比3割強拡大させる計画だ。また、登録試験所認定の取得もめざし、同センターのレベルアップを図っていく。
 アルミ二次合金各社が6月後半分の原料購入価格引き下げに動きだした。

 前半のロンドン金属取引所(LME)相場安に伴う新塊の急落を映したもので引き下げ要請は今年3月後半以来、3カ月ぶりのこと。引き下げ幅は、ウワモノは5―7円、スソモノで3―5円程度の下げが予想されている。