2007年07月03日(火)
 日鉱金属は2日、7月積み銅建値をトン2万円引き上げ100万円に改定したと発表した。海外相場の上昇と為替の円安ドル高基調を手掛かりに、5月10日以来約8週間ぶりに大台を回復した。三菱マテリアルが発表した鉛建値も過去最高値を更新した。

 一方の亜鉛建値は三井金属が大幅な引き下げ改定を実施。昨年11月27日の最高値から22・5%下落しており、下期入りした2007暦年の非鉄金属相場は二極化が鮮明になっている。
 銅建値が100万円を回復し、銅スクラップの市中相場も引き続き高値圏で堅調に推移している。その代表品種である1号銅線の東京地区における市中相場は、キロ885円前後と再び900円台が視界に入ってきた。

 しかし、伸銅メーカーなど需要家の購入意欲や市中のスクラップ発生が低迷する中での建値の大台回復に、原料扱い筋の反応は鈍い。足元は国内に限らず輸出も低迷している。市中では相場の高止まりによる荷動きのさらなる鈍化に対する懸念が強いようだ。
 日本アルミニウム合金協会は2日、5月のアルミニウム二次地金・同合金地金等生産実績を発表し、旺盛な自動車向け需要を背景に、生産が8万6377トン(前年同月比4・4%増)、出荷が8万9397トン(同8・9%増)と、いずれも5月として過去最高を記録。生産で22カ月、出荷は24カ月連続で増加している。