2007年07月04日(水)
 古河電工とフジクラの超高圧電力ケーブル製造合弁、ビスキャス(本社=東京都品川区、田邊輝義社長)はケーブル用付属部品の生産能力とケーブル工事の人員数を拡充する。中国と台湾で部品製造子会社を立ち上げた。

 また、親会社の古河電工から台湾とシンガポールの工事会社を買収する予定。電力ケーブルの需要が国内外で旺盛に推移するなか、受注対応時のボトルネックを解消するねらい。
 銅資源大手の英アントファガスタは現地2日、チリのエスペランザ銅鉱山の開発を決定したと発表した。総投資額は銅生産に必要な海水淡水化プラントの建設費用1億6200万米ドル(約200億円)なども含め15億米ドル(約1800億円)に上る。

 2010年末に生産を開始する予定で、最初の10年間の銅精鉱生産量(銅量)は年19万5000トンを見込んでいる。
 鉛のロンドン金属取引所(LME)相場が過去最高値をさらに大幅更新した。週明け現地2日のLME相場は先週末比83ドル高の2730ドル(セツルメント)。年初からは1000ドルも値を上げている。バッテリーの夏季需要を控えながら、豪州の供給障害が依然として解消されず、先高を見込んだ買いが入り続けている。