2007年07月13日(金)
 日鉱金属は2007―09年度の3年間で、銅資源関連に最大1000億円規模の投資を計画している。海外銅資源プロジェクトに350億円投資するほか、新たな銅資源の権益を確保するために、海外の資源大手がこれから開発する鉱山への出資も検討。出資比率に応じて別枠で500億円以上の投資が必要になる可能性もある。

 またIT関連に325億円、環境リサイクルにも150億円投資し収益力を強化。市況高騰で資源・製錬に偏った利益構造を最適化したい考えだ。
 ロンドン金属取引所(LME)指定銅在庫が、昨年7月31日以来1年ぶりに10万トンを割り込んだ。今年2月には20万トンを超えていたが、5カ月あまりで半分以下まで減少、世界の銅消費量の2日分程度まで落ち込んでいる。在庫減少は今後の銅相場の下支え要因となりそうだ。
 新日軽は、本年から本格展開を始めた太陽熱集熱外壁パネル「ソーラーウォール」の販売拡大に注力していく。すでに住宅だけでなく、ビルの実績もあり、それぞれで普及を図る。同社は今後、福祉施設や学校など公共施設を中心に受注獲得をめざす。