2007年08月07日(火)
 日本アルミニウム協会は、2007暦年上期(1―6月期)のアルミ圧延品稼働率をまとめた。それによると、板・押出合計生産能力129万740トンに対し、生産量117万283トンで、前年同期比0・3ポイント減の90・7%になった。

 建設需要の不振をはじめ、IT向け調整などにより、90%台は維持したが、勢いに欠ける展開となった。
 日鉱金属は6日、8月積み産銅建値をトン当たり5万円引き下げ97万円に緊急改定、即日実施する、と発表した。海外相場の急反落と為替市場で円相場が3月以来の水準へ急伸していることを受けたもので、産銅建値の100万円大台割れは6月以来のこと。月内に建値が変更されない場合、月間建値平均価格は97万6500円となる。
 三菱マテリアルは2007―09年度に計画している2300億円の設備投資により、今後5年間の合計で1000億円規模の収益効果を見込む。銅、加工、電子材料、セメントの主力4事業に積極投資することで、当初3年間は経常利益1100億円ベースの14%に相当する年150億円を想定。さらに4、5年後は28%相当の310億円の収益効果を見込んでいる。