2007年08月08日(水)
 アルミ新地金価格は、先週末に海外相場が急落したことなどを受け、大幅安の展開となっている。国内のアルミ新地金は、産業新聞調べでキロ当たり340円台前半まで下押す状況。

 ただし、相場がさらに軟化すれば、高値で手控えていた実需の買いも見込まれ、このまま値下がりが続くかどうかは微妙だ。
 英豪系資源大手リオ・ティントがこのほど発表した2007年1―6月期決算は、銅事業の減益が鉄鉱石事業の増益を相殺し、根元的当期純利益(税引後当期純利益から事業活動に起因しない項目を除外した指標)が前年同期比6%減の35億2900万米ドル(約4178億円)となった。

 米銅事業会社で前年同期に多額の税金控除があった反動。アルミ事業は増益だった。
 三菱マテリアルは7日、8月積み鉛建値をトン4000円引き上げ41万6000円に改定したと発表した。海外相場が堅調に推移しているためで、月内推定平均は41万5200円となった。