2007年08月09日(木)
 国内大手電線メーカー各社は建設用電線事業の早期黒字化をめざす。2007年度(08年3月期)中に建設用電線の売価水準を各社とも5%前後引き上げて、販売マージンを改善する。主原料の銅の価格が本年4月以降、トン100万円前後で高止まりしマージンを圧迫、事業採算が悪化している。

 建設用電線の出荷は店売り分野で停滞感が強く、値上げ機運に水を差すきらいはあるが、メーカー各社は総じて強気の販売姿勢だ。
 古河電工は8日、印ミンダグループ(本社=デリー)と自動車部品合弁会社を設立したと発表した。スズキの印現地法人マルチ・スズキ社をはじめ、現地進出する日系自動車メーカー向けにワイヤハーネス(組み電線)を製造販売する。2010年度で年商約50億円を見込む。

 将来はエアバッグ用のステアリング・ロール・コネクター(SRC)など、ワイヤハーネス以外の自動車部品製造も視野に入れる。
 昭和電工の単体ベースにおける2007年上期(1―6月期)アルミ販売量は、軽圧品合計で前年同期比1・6%増の4万3788トンと底堅く推移した。売上高ベースでも、アルミニウム事業部門では821億円(同3・6%増)と堅調だった。建材向けは今一つだが、自動車向けなどでしっかりした展開だ。