2007年08月17日(金)
 非鉄製錬6社の電子材料関連部門の2007年4―6月期業績は4社が減益となった。とくにフラットパネルディスプレー(FPD)向けの材料が、06年下期以降の在庫調整の影響を受けた。

 販売単価の値下がりも減益要因。ただ、半導体関連の材料は全体的には堅調に推移した。FPD向けも足元は回復基調を鮮明にしており、電子材料部門の業績は下期に向けて回復傾向にあるようだ。
 非鉄金属相場の地合いが急速に悪化している。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の焦げ付き懸念が波及する格好で、現地15日のロンドン金属取引所(LME)では全面安に見舞われた。海外相場安に円高ドル安進行も加わり、国内建値の下押し圧力も一段と強まっている。
 ロンドン金属取引所(LME)のリングメンバーである英国トライランド・メタルズ社はこのほど、2008年の非鉄金属価格について「07年4―6月の極端な高値と比較しても下値は限定的なものにとどまる」とする報告書をまとめた。

 予想される供給過剰でも取引所在庫の増加は緩やかになるとの見方が背景にあり、「価格を急落させるほどの在庫急増には懐疑的」と指摘している。