2007年08月29日(水)
 ハイドロアルミアジアのトロンドユレスビック・マネジングディレクターは27日、東京・南麻布のノルウェー大使館でハイドロ社の説明会を開催し、中近東カタールで予定されているアルミ製錬プロジェクトに関して、2009年第4四半期の稼働、翌10年に生産能力58万5000トン体制を整える考えを改めて強調した。

 2012年の販売計画としては、アジア地区で21万トンを達成する予定。また、その他地域では、欧州21万5000トン、北米で8万トンとなる見込みだ。
 日本アルミニウム協会は28日、2007暦年上期のアルミ地金・同製品需要実績を発表し、前年同期比0・2%増の221万4584トンと、わずかながら過去最高の数量を記録した。建設などで低迷が続くものの、自動車向けは引き続き好調で、全体を牽引する形になった。
 日本伸銅協会が28日発表した7月の伸銅品生産量(速報値)は前年同月比4・7%減の8万3770トンで、6カ月連続で前年実績を下回った。

 マイナス幅は6月(7・4%減)より縮小したものの、銅条や黄銅棒、銅管など主要品種の生産量は依然として前年を割り込んでいる。銅建値がキロ1000円以上の水準で推移したため、当用買いの流れが止まらなかったことが背景にあると見られる。