2007年09月06日(木)
 三井金属は亜鉛のリサイクル原料を拡充する。全額出資する三池製錬(福岡県)は製鋼煙灰や溶融飛灰などを年間12万トン処理して、製錬原料の粗酸化亜鉛を回収している。

 現在、処理設備はフル操業の状態にあるため、溶融炉を1基追加導入することで処理能力を倍増する。年内にも設備投資を決定する方針だ。リサイクル原料を増やし亜鉛地金の1割増産につなげたい考え。
 昭和電工の高橋恭平社長は5日、記者会見を行い、当面の事業戦略として、京都議定書で定めた温室効果ガスの6%削減目標(1990年比)を、09年にもグループ全体で自力で達成する方針を明らかにした。また、同社が強みとするオンリーワン・ナンバーワン商品については、売上高が現在3分の1程度に達しているが、さらなる引き上げをめざしていく考えを強調した。
 三和シヤッター工業・太田ドア工場(群馬県太田市)は、新工法重量ドア「YAGドア」の生産を、今下期に倍増させる考えだ。この上期は1800―2000枚だが、4000枚程度まで引き上げていく。同社としては将来的に、重量ドアのうち「YAGドア」の販売比率を半分程度まで高めていくことをめざす。