2007年09月18日(火)
 2007年第4四半期(10―12月期)のアルミニウム新地金対日プレミアム(CIF・JAPAN)交渉が一巡し、トン当たり65―66ドルでほぼ収束した。一部では67ドルの声や64ドルをめざす動きも見られるが、おおむね65ドル中心に4期連続の引き下げとなった。日本の国内需要に勢いが見られないなか、弱含みの展開が続いている。
 日鉱金属は14日、9月積み産銅建値をトン当たり5万円(3・37%)引き上げ、92万円に緊急改定、即日実施すると発表した。月初3日も含め、今月4回目の改定。新建値は3日(93万円)以来の高水準。このまま月内、建値が変更されない場合、月間建値平均価格は90万8300円。
 日鉱金属は14日、チリの鉱山・製錬用ロボットの技術開発と製造販売に関する合弁プロジェクトに参加したと発表した。チリ銅公社(コデルコ)などが出資する合弁会社に98万米ドル(約1億1000万円)出資。後藤敬一・執行役員チリ事務所長が合弁会社の役員になる。