2007年09月19日(水)
 大紀アルミニウム工業所をはじめとするアルミ二次合金地金メーカー各社は、原油価格の高騰や、金属シリコンなど副資材の高騰に伴う製造コストの値上がりを理由に、需要家筋に対して最低でトン1万円を上回る加工賃の改定(値上げ)交渉に乗り出した。
 三菱マテリアルは18日、9月積み鉛建値をトン当たり3万9000円(10・4%)引き上げ、41万4000円に緊急改定、即日実施すると発表した。

 海外相場の急反騰と円安反転を映したもので、新建値は8月末(43万4000円)以来の戻り高値。月内に建値が変更されない場合、月間建値平均価格は40万2600円となる。
 住友電気工業の自動車用ワイヤハーネス製造子会社、住友電装(本社=三重県四日市市、内桶文清社長)は2012年度(13年3月期)で売上高6000億円を計画する。06年度比17・2%の増収となる。

 住友電工グループ全体では自動車用ワイヤハーネスの連結売上高を06年度の7664億円から12年度9000億円に高める方針。非日系自動車メーカーへの拡販がカギになり、住友電装では海外生産能力の拡充と新商品提案に注力していく。