2007年09月20日(木)
 昭和電工は、3カ年中期経営計画「プロジェクト・パッション」で掲げた財務目標を、1年前倒しで達成できる見通しだ。当初は中計最終年の来期にD/Eレシオ(負債資本倍率)1・4倍と見込んでいたが、この数値を今期クリアし、財務改善のスピードが早まる。

 また、今期営業利益については、当初目標に比べ10億円上振れするなど順調に推移。利益面も含め来期での中計完遂に向け、さらなる事業強化、成長戦略加速を推進していく方針だ。
 コンデンサーなどに使うタンタルの国際スポット価格が上昇している。

 オーストラリアにある大規模鉱山の減産やアフリカの鉱山でタンタル鉱石の採掘人気の低下などを材料視した投機資金が流入。指標となる鉱石価格は現在、五酸化タンタル純分ポンド45―48ドルと、2006年末の30ドル近辺から50%以上値上がりしている。
 昭和電工は19日、コンデンサー用高純度アルミニウム箔の一部で、圧延加工賃を値上げすると発表した。改定幅は、7―15%(20―100円)。コンデンサー用高純度箔値上げは、4月以来半年ぶり。同社はユーザー各社と交渉を開始し、10月1日出荷分から実施する。