2007年10月03日(水)
 中国政府は2008年の希土類の輸出許可枠(EL)を20%削減する可能性がある。増値税還付の撤廃や委託加工貿易の禁止、輸出課税と並ぶレアメタル輸出の規制強化の一環。

 希土類の輸出数量は段階的に削減されており、05年の5万トンから今年は約4万3000トンまで減少している。一方の需要は電子材料向けなどに拡大傾向にある。このため20%削減が正式決定した場合、需給ひっ迫感から国際価格が高騰することは必至の状況だ。
 住友軽金属工業はこのほど、約1億円を投じて中国のエアコン向け銅管製造拠点である住軽(広州)金属製品有限公司に内面溝付管製造用の転造機を1台増設した。加工能力は約15%向上し、年間約7000トンの加工が可能になる。

 近年、エアコンの高機能化に伴い中国でも複雑な溝付け加工した銅管が求められている。地場メーカーが作りにくい高性能銅管の生産を強化し、マーケットを確保する。
 アルミ缶リサイクル大手の新菱アルミテクノは、10月前半分の使用済みアルミ缶(UBC)購入価格を据え置きとした。

 同社は新塊価格の大幅安を受けて、8月後半から9月後半にかけてキロ当たり合計30円前後の引き下げを段階的に実施。ただ、合金メーカーのUBC買値は同社よりも若干高いことから、9月後半以降、合金メーカーの方へ玉が流れやすくなっている。

 こうしたことから、同社では「10月以降の在庫状況をみながら、購入価格の上方修正を検討する」構えだ。