2007年10月10日(水)
 三菱アルミニウム(北村光一社長)は、新たな熱間仕上圧延機(ホットフィニッシャー)の設備投入に関し、当初見込みより前倒しを視野に進めていく考えだ。早ければ、2009年初めにも試運転を開始する。最終的にはユーザーの品質確認を経て、09年度下期に本格稼働をめざしていく。
 三菱マテリアルは9日、10月積み鉛建値をトン4万6000円引き上げ48万9000円に改定したと発表した。海外相場高と円安ドル高を反映して、7月23日に記録した過去最高値46万8000円を更新した。月内推定平均は47万8500円。
 ロンドン金属取引所(LME)のリング会員である英トライランドメタルズ社はこのほど、2008年の銅価格予想を上方修正した。

 ファンダメンタルズに大きな変化はないが、今年も中南米地域で生産障害が相次いで発生。これにより底値が切り上がったため、3カ月先物の平均価格をトン6800―7000ドルと、前回7月予想より100ドル引き上げた。

 鉛、錫も供給障害に伴う足元の需給ひっ迫感から、08年の価格予想を上方修正した。