2007年10月16日(火)
 日鉱金属は15日、10月積み産銅建値をトン当たり1万円引き上げ100万円に緊急改定即日実施する、と発表した。為替市場で円TTSが8月中旬以来の安値へ続落していることに加え、海外相場の反発を映した。このまま月内に変更がない場合、建値平均価格は99万8600円となる。
 三菱マテリアルは15日、10月積み鉛建値をトン1万8000円引き上げ50万7000円に改定したと発表した。海外相場が堅調に推移していることや為替が円安ドル高に振れたため、9日の過去最高値を更新した。月内推定平均は48万9200円になった。
 三菱電線工業系の建設用電線問屋、丸吉電機(本社=東京都港区、吉田康一社長)は、業務管理用コンピューターシステムの刷新を進めている。東京本社と東北支店(仙台市)は本年4月から既に新システムを稼働、来年4月には山梨支店(山梨県中巨摩郡)でも稼働させる。

 また、東北支店では本年4月、約40年ぶりに社屋を新築・移転した。電線流通業者では2005―06年度の収益好転を機に、営業機能の強化を目的とする先行投資が相次いでいる。