2007年11月06日(火)
 黄銅棒メーカーは取引先の流通に対し、財務内容の開示と取引基本契約書の締結を求める方針を固め、関係者と折衝に入った。早ければ来年からの実施につなげたい考え。銅価上昇の影響で流通との取引金額が増加しているため、与信管理を徹底するのが目的。企業の法令順守(コンプライアンス)体制の重視で、契約書なしの取引が難しくなっていることも背景にある。
 日鉱金属は5日、11月積み銅建値をトン3万円引き下げ91万円に改定したと発表した。世界的な需要鈍化を懸念して海外相場が続落したため、国内建値は9月11日以来約2カ月ぶりの安値水準に下落した。月内推定平均は91万2800円に切り下がった。
 住友電気工業は5日、連結子会社のトヨクニ電線と持分法適用会社の日新電機の株式を公開買付で取得すると発表した。トヨクニ電線の株式を1株当たり520円で買い付け全株取得する方針。日新電機株は800円で買い付け、連結子会社にする。