2007年12月10日(月)
 不二サッシは、アルミ形材事業の強化を図っていく方針だ。グループの不二ライトメタルは、形材事業における営業利益が前期に比べ約8倍増の5億3000万円まで急回復する見込み。2009年度には、16億円まで引き上げていく計画だ。

 同社では、精密加工品など高付加価値商品への取り組みを強化。これにより、不二サッシグループでは、主力のビル建材とともに、利益率の高い形材ビジネスを大きな柱に育て、収益性を向上させる。
 鉛のLME相場が急落している。7日入電では前日比198・5ドル安の2605・5ドル(セツルメント)となり、今年6月以来の安値まで下げた。最高値を記録した10月中旬と比べると約35%下落している。相場高を後押ししていた豪州の供給不安が解消され、相場は支援材料を喪失して売りを浴びている。
 独立系電線メーカーの東京電線工業(本社=東京都狛江市、安晋一社長)は、海外工場で自動車業界の品質管理標準規格ISO/TS16949の認証取得を積極的に進めている。

 中国上海市と広東省東莞市の2工場は本年4―5月に取得済み、タイ・アユタヤの工場は2008年中の取得をめざす。ISO/TSの認証取得により、自動車関連製品を軸にした収益成長を図る。