2007年12月26日(水)
 日本の銅製錬メーカーが関係する地金や鉱石の2008年積み長期契約交渉が越年する見通しとなった。

 国内の電線や伸銅などの需要家と交渉する地金の長期契約は、製錬と海外需要家との交渉の遅れが響き「年明けから本格交渉する」(大手電線メーカー)。需要家が改正建築基準法の影響による需要を読み切れていないことも一因だ。

 海外鉱山がさらなる条件の引き下げを画策している買鉱条件も、お互いの立場を主張した程度の話し合いだけで越年は確実となった。
 日鉱金属は25日、国際相場の急反騰と、為替市場での円安再燃を受けて、12月積み産銅建値をトン6万円(7・9%)引き上げ、82万円に緊急改定、即日実施した。海外相場がクリスマス休会中の異例の改定。建値平均価格は79万4700円でほぼ確定した。
 住友電気工業の超硬工具製造子会社、住友電工ハードメタル(本社=兵庫県伊丹市)は25日、金属切削加工用の刃先交換チップの生産能力を20%引き上げると発表した。刃先交換チップの生産拠点、北海道住電精密(北海道空知郡)に約16億円を投じ、2008年7月をめどにチップ生産能力を現行の年5000万個から6000万個に拡大する。10年には刃先交換チップの世界シェア10%をめざす。