|
2000.02.19
淀
川製鋼は6月末をめどとして泉大津工場(大阪府泉大津市)の製鋼部門の操業を休止することを決めたが、同工場の鉄スクラップ購入数量は月間ベースで5000トン程度にとどまっている模様であり、関係者では地区の市況に大きな影響はないと見ている。
同工場では20トン電気炉を構え普通鋼、特殊鋼、ステンレス鋼などのビレットを月間5000トン程度生産していた。以前は1万トンをオーバーしていた時期もあったが、販売先の縮小などに伴って数量は減少傾向にあり、採算的にも厳しいことから6月末をめどとして製鋼部門の操業を休止することになった。
これに伴って鉄スクラップの購入もなくなる見通しだが、同工場の現在の購入姿勢をみると、品種では新断ちやダライ粉などが多く、いわゆるヘビースクラップのウエートは低いと見られる。月間5000トン程度という数量面を考慮に入れれば、大阪南部地区におけるスクラップ市況に与える影響は比較的軽微なものになるのでは――というのが一般的な見方だ。
同工場では20トン電気炉を構え普通鋼、特殊鋼、ステンレス鋼などのビレットを月間5000トン程度生産していた。以前は1万トンをオーバーしていた時期もあったが、販売先の縮小などに伴って数量は減少傾向にあり、採算的にも厳しいことから6月末をめどとして製鋼部門の操業を休止することになった。
これに伴って鉄スクラップの購入もなくなる見通しだが、同工場の現在の購入姿勢をみると、品種では新断ちやダライ粉などが多く、いわゆるヘビースクラップのウエートは低いと見られる。月間5000トン程度という数量面を考慮に入れれば、大阪南部地区におけるスクラップ市況に与える影響は比較的軽微なものになるのでは――というのが一般的な見方だ。
関
西地区の大手エキスパンドメタル・メーカーである大信鋼業(本社=兵庫県川辺郡猪名川町、田中宏社長)は本社工場のエキスパンドメタルの大型成形機1ラインのリプレースを検討している。既存の大型成形機は老朽化しているうえ、生産対応の可能な母材コイルが幅1600ミリまでとなっている。このため、リプレースすることで幅10フィート(3050ミリ)程度の広幅コイルに対応し、製品メニューの拡大・充実化を図るのが狙い。スケジュール的には今年夏をメドに、機械メーカーを選定・発注、来年にも導入する予定。
同社は本社工場、竹島工場(大阪市西淀川区竹島)、能勢工場の3工場を持ち、エキスパンドメタル、メタルラス、ワイドラス、養生網、その他特殊金網全般を生産しており、生産能力は月間3500トン。
主力の本社工場は成形機が大小合わせて30ライン(このうちコイルライン7ライン)、この他にレベラーカット1ライン、研磨設備、研削設備、ワイヤカット、穴開けなどの設備を持っている。特に、成形機は普通鋼、ステンレス、チタン、ニッケル、銅、モネルなど様々な金属や鋼種、および母材のコイルやシートの幅広いサイズに対応している。
ただ、母材コイルの1600ミリまでの広幅物の成形ラインは昭和40年代に導入、導入後30年以上が経ち、かなり老朽化が目立っていた。これに加え、加工対応の可能なコイルが1600ミリまで、製品もこれに近いサイズに限定されていた。
しかし、製品メニューの充実化を図るには同設備の全面リプレースが必要と判断、現在、検討しているもの。今年夏をメドに、導入機種・機械メーカーを選定、発注する。早ければ来年にも正式に導入する予定。
導入予定の設備はアンコイラー―レベラー―ループ―製造機―パイラーで構成されている。同社ではコイル幅で10フィートに対応できるラインを導入する予定で、プレスパワーも400―600トンの物を計画している。設備投下資金は明らかにしていないが、億単位の規模となる見込み。
なお、同社の品種別の生産内訳はエキスパンドメタルが90%、メタルラスとワイドラスが7%、特殊ラスやつなぎ物が3%。
同社は本社工場、竹島工場(大阪市西淀川区竹島)、能勢工場の3工場を持ち、エキスパンドメタル、メタルラス、ワイドラス、養生網、その他特殊金網全般を生産しており、生産能力は月間3500トン。
主力の本社工場は成形機が大小合わせて30ライン(このうちコイルライン7ライン)、この他にレベラーカット1ライン、研磨設備、研削設備、ワイヤカット、穴開けなどの設備を持っている。特に、成形機は普通鋼、ステンレス、チタン、ニッケル、銅、モネルなど様々な金属や鋼種、および母材のコイルやシートの幅広いサイズに対応している。
ただ、母材コイルの1600ミリまでの広幅物の成形ラインは昭和40年代に導入、導入後30年以上が経ち、かなり老朽化が目立っていた。これに加え、加工対応の可能なコイルが1600ミリまで、製品もこれに近いサイズに限定されていた。
しかし、製品メニューの充実化を図るには同設備の全面リプレースが必要と判断、現在、検討しているもの。今年夏をメドに、導入機種・機械メーカーを選定、発注する。早ければ来年にも正式に導入する予定。
導入予定の設備はアンコイラー―レベラー―ループ―製造機―パイラーで構成されている。同社ではコイル幅で10フィートに対応できるラインを導入する予定で、プレスパワーも400―600トンの物を計画している。設備投下資金は明らかにしていないが、億単位の規模となる見込み。
なお、同社の品種別の生産内訳はエキスパンドメタルが90%、メタルラスとワイドラスが7%、特殊ラスやつなぎ物が3%。
新
日本製鉄が17日発表した1月末の「ときわ会」H形鋼流通在庫の集計速報によると、全国在庫は27万4500トンで、12月末比4・3%増と2カ月連続で増加した。1万トンを超える増加で在庫は10月の水準に戻った格好。1月末時点で3000トン程度の増加を見込んでいたが、大阪で5000トン増加するなど想定を大きく上回った。新日鉄では出荷が増える見込みはないが、自社を含めたミル休止で2―3月の入荷が大幅に減るため、2月末在庫は減少に転じ、横ばいで推移している市況が強含みに転じるきっかけになると見ている。
1月実績は東京が入庫4万6500トンと前月比4・0%増、出庫4万4400トンと横ばい、在庫5万3700トンと4・1%増。大阪は入庫5万1000トンと1・2%減、出庫4万5700トンと16・1%減、在庫6万8300トンと8・4%増。名古屋は入庫2万5200トンと1・2%減、出庫2万3800トンと2・9%減、在庫3万9300トンと3・4%増。
東名阪3地区合計では入庫12万2700トンと前月比0・7%増、出庫11万3900トンと7・7%減、在庫16万1300トンと5・7%増加した。その他8地区合計の在庫は11万3200トンと2・4%の増加。
新日鉄は不需要期のうえ建築需要の減少が続いていると需要面の弱さを指摘し、市況認識を1月までの「強含み」から横ばいに後退させた。ただ、足もとでは市中在庫の減少が既に始まっており、今後在庫の減少見込みがはっきりすれば、市況が再び強気に転じるとの見方を示した。
その他8地区の1月末在庫は以下の通り。
▽札幌=1万6800トン、12月比4・3%増▽東北=1万1300トン、2・7%増▽新潟=7800トン、1・3%減▽富山=4500トン、2・3%増▽静岡=1万2100トン、1・7%増▽四国=1万8400トン、0・5%減▽中国=8300トン、7・8%増▽九州=3万4000トン、3・0%増
1月実績は東京が入庫4万6500トンと前月比4・0%増、出庫4万4400トンと横ばい、在庫5万3700トンと4・1%増。大阪は入庫5万1000トンと1・2%減、出庫4万5700トンと16・1%減、在庫6万8300トンと8・4%増。名古屋は入庫2万5200トンと1・2%減、出庫2万3800トンと2・9%減、在庫3万9300トンと3・4%増。
東名阪3地区合計では入庫12万2700トンと前月比0・7%増、出庫11万3900トンと7・7%減、在庫16万1300トンと5・7%増加した。その他8地区合計の在庫は11万3200トンと2・4%の増加。
新日鉄は不需要期のうえ建築需要の減少が続いていると需要面の弱さを指摘し、市況認識を1月までの「強含み」から横ばいに後退させた。ただ、足もとでは市中在庫の減少が既に始まっており、今後在庫の減少見込みがはっきりすれば、市況が再び強気に転じるとの見方を示した。
その他8地区の1月末在庫は以下の通り。
▽札幌=1万6800トン、12月比4・3%増▽東北=1万1300トン、2・7%増▽新潟=7800トン、1・3%減▽富山=4500トン、2・3%増▽静岡=1万2100トン、1・7%増▽四国=1万8400トン、0・5%減▽中国=8300トン、7・8%増▽九州=3万4000トン、3・0%増
1
999年(暦年)の普通鋼鋼材輸入実績によると、品種別では厚板の遠国物(ロシア、ウクライナなど)が前年に比べて大幅に増加した。国別では韓国、中国が熱延コイルの減少から合計で前年を下回った一方、台湾は厚板や酸洗コイルの増加により前年比プラスとなった。
厚板では韓国、台湾が増えたほか、98年にほとんど入着のなかったいわゆる遠国物が大きく増え、ウクライナ5万7279トン(98年4859トン)、ロシア4万9595トン(同実績なし)をはじめ、インド4万6561トン(同1万5627トン)、ルーマニア2万4564トン(同8231トン)、インドネシア1万8590トン(同9019トン)が入着した。
このほか厚板ではブラジル1万4327トン(前年比40%減)、オーストラリア9203トン(同48%減)など。ロシアなどの遠国材は平均単価2万円台のCグレード品が多く、主に土木関連で使用される敷鉄板の需要が好調だったことが増加の一因とみられる。
熱延コイルは主力の韓国や中国で減少した一方で、台湾は酸洗コイルが前年比3万トン以上の大幅増加となった。その他の国ではオーストラリア5万3274トン(酸洗なし)、ニュージーランド4万343トン(同9371トン)、ブラジル2万9014トン(同1524トン)、インド2万4645トン(同なし)など。
国別でみると、韓国が熱延・冷延コイルのほか線材(3万7171トン、前年比24%減)、鋼管(10万9820トン、同6・1%減)などで前年比減となり、普通鋼鋼材合計で前年比マイナス。中国も厚板、熱延コイルの減少が影響し前年を下回った。台湾は前年比プラスとなった。
主要国、鋼板類を中心とした主要品種の実績など詳細は別表の通り。
厚板では韓国、台湾が増えたほか、98年にほとんど入着のなかったいわゆる遠国物が大きく増え、ウクライナ5万7279トン(98年4859トン)、ロシア4万9595トン(同実績なし)をはじめ、インド4万6561トン(同1万5627トン)、ルーマニア2万4564トン(同8231トン)、インドネシア1万8590トン(同9019トン)が入着した。
このほか厚板ではブラジル1万4327トン(前年比40%減)、オーストラリア9203トン(同48%減)など。ロシアなどの遠国材は平均単価2万円台のCグレード品が多く、主に土木関連で使用される敷鉄板の需要が好調だったことが増加の一因とみられる。
熱延コイルは主力の韓国や中国で減少した一方で、台湾は酸洗コイルが前年比3万トン以上の大幅増加となった。その他の国ではオーストラリア5万3274トン(酸洗なし)、ニュージーランド4万343トン(同9371トン)、ブラジル2万9014トン(同1524トン)、インド2万4645トン(同なし)など。
国別でみると、韓国が熱延・冷延コイルのほか線材(3万7171トン、前年比24%減)、鋼管(10万9820トン、同6・1%減)などで前年比減となり、普通鋼鋼材合計で前年比マイナス。中国も厚板、熱延コイルの減少が影響し前年を下回った。台湾は前年比プラスとなった。
主要国、鋼板類を中心とした主要品種の実績など詳細は別表の通り。