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極厚亜鉛めっき鉄線のパイオニア―サクラテック

2001.04.05
為 替相場が大きく円安に動いたことで、高炉各社の鋼材輸出への影響が注目されているが、各社とも為替変動にかかわりなく、ドルベースの価格底上げの姿勢を堅持する構えだ。円の対ドルレートは昨年12月の月間平均が111・78円だったが、今年1月=118・19円、2月=117・17円、3月=122・07円と円安基調で推移、年度替わりの4月になって127円台をつけ、円安基調がさらに強まってきている。

 12月の平均水準と比べ約14%も円レートが切り上がり、円ベースの価格も実勢が215ドル(FOB)の熱延コイルの場合で、2万7000円台となる計算。最低の価格水準に落ち込んだ昨年12月の実手取り価格と比べるとトン4000円以上の改善だが、メーカー各社は「ドル価格を改善することが本筋」として、引き続きドル価格の改善に注力する姿勢を崩していない。熱延コイルの最大市場の韓国向けでは、4月以降積みで15ドルアップの230ドルへの値上げを提示、交渉している。

 しかし、韓国では自国通貨のウオンの対ドルレートが円以上に大幅に切り下がっていることから、高炉各社の提示価格を受け入れることが難しい。POSCOからの購入を封じられている現代ハイスコを除く熱延ユーザーはPOSCOからの買いに回っているもようで、同国向け熱延商談のほとんどが成約不能状態となっている。

愛 知製鋼は4日、世界最強とされる磁気特性、最大エネルギー積20MGOe(メガガウスエルステッド)を有するネオジム(Nd)系異方性ボンド磁石用磁粉「マグファイン」の生産能力を拡大すると発表した。今年4月から知多工場内の磁粉製造工場で年産100トンの量産プラントを稼働、2002年には年産600トンの量産プラントを増設する。さらに03年には、年産3000トン以上の生産体制を整える予定だ。従来のNd系等方性ボンド磁石と比べ2倍の磁気特性を生かし、モーターの50%軽量化、消費電力の30%低減が可能で、プリンター、携帯用情報機器、自動車用モーターや、これまで対応しきれなかった新たな市場創出も視野に、展開を広げる。

 量産体制の拡充を踏まえ、現状のテスト販売による年商2億円を03年以降には30億円以上に高め、同社・電子・磁性部の戦略部門の一角として事業育成する。 Nd系異方性ボンド磁石用磁粉「マグファイン」は、これまで量産化が困難とされてきたNd系異方性磁粉を、Nd合金と水素の反応速度を制御することで可能とした独自技術の「AAMプロセス」の確立によって実現した。Nd系等方性磁粉と比べ、2倍の磁気特性を持つ。圧縮成形品で最大エネルギー積20MGOeと等方性ボンド磁石の10MGOeを上回り、射出成形品では15MGOeと同6MGOeの倍以上の特性を擁する。

新 日本製鉄、ヨシモトポール(本社=東京都千代田区、由井克巳社長)、因幡電機製作所(本社=大阪市、奥田泰央社長)が共同研究により開発した「U字リブ構造」を採用した新型ポールが、首都高速道路の照明柱として初めて納入され、今年1―2月に建柱された。試験結果では、標識柱・照明柱等の安全性が従来の約30倍も向上する。

 今回納入されたのは首都高3号線(渋谷―用賀間)に120本、首都高全体では300本。

 99年7月の標識柱の落下など、近年、道路上の標識柱・照明柱の倒壊事故が発生し、安全性向上が急務となっている。こうした事故の原因の一つとして、長時間与えられ続けた振動による金属疲労が指摘されている。

 従来型リブのポールでは、リブ先端部の応力集中による金属疲労が大きな要因となって、リブ先端溶接部から亀裂が発生している。新日鉄では疲労特性改善の観点から、新たな基部補強構造の開発を進めた結果、応力集中を回避し大幅な疲労強度の改善ができる補強構造「U字リブ構造(特許出願中)」の開発に成功した。

 疲労試験では、高架上の交通振動・強風等より相当大きい160メガパスカルの繰り返し応力を加えた場合、従来リブは約6万回の繰り返しで亀裂が発生する。だが、「U字リブ構造」では30倍の180万回以上耐えられるという結果を得た。

神 戸製鋼所溶接カンパニー(島田博夫・執行社長)は、同カンパニーのホームページに、「環境白書」の項目を新たに設け、環境情報の公開を進めている。カンパニーの環境管理への活動を紹介し、社内、代理店、ユーザーと地球環境に関する認識を深める。「環境に対する行動が収益を生む」(藍田勲・執行副社長)と環境会計に基づく収益面のメリットも追求。省エネ対策や環境配慮型商品の開発、法規制への対応など溶材業界のリーダーとして、今後も先進的に取り組む方針だ。

 神戸製鋼所は、92年開催の地球サミットを契機に地球環境委員会を設置し、省エネ、廃棄物の資源化などに成果を上げてきた。溶接カンパニーでは01年に、世界市場に挑戦する「アルカディア2001」を掲げ、この一環で「環境調和に徹する企業」を目指す。環境創造プロジェクトを立ち上げ、環境管理体制を確立。茨木・福知山両工場では、環境ISO14001取得に向け準備を進めている。

 今回ホームページ(HP)に、環境に配慮したカンパニーの活動を紹介する環境白書を取り入れた。ページをめくると工場での省エネ対策、再資源化、環境調和型商品の紹介などが続く。

 省エネ対策では、90年度比で炭酸ガス排出総量を約40%、生産量に対する原単位は約5%改善した。船舶や鉄道の利用で物流でのCO2排出削減に努め、オフィスでは空調や照明の節電、再生紙の利用を徹底している。

アドレスは、http://www.kobelco.co.jp/welding/

住 友金属工業の関係会社で人材教育事業を行っている「住金マネジメント」(大阪市中央区)と、ISO関連事業を行っている「テクネ」(東京都)は4月1日合併、新「住金マネジメント」として再スタートを切った。

 住金は連結経営時代の中で関係会社の再編統合を進めており、今回の合併もその一環で、グループ経営強化・経営資源の有効活用を目指している。

 今回の合併で管理間接部門の統合効果、業容の拡大を期待している。新会社の概要は次の通り。

 ▽社名=住金マネジメント
 ▽社長=中野忠夫
 ▽本社=大阪市中央区
 ▽資本金=3000万円(住金100%出資)
 ▽従業員=195人

重 仮設リースの大手、ヒロセ(本社=大阪市西区、廣瀬太一社長)は、補強土事業本部の収益拡大に力を注ぐ。本年度は、テールアルメ工法など盛土補強部門の全国各県でのシェアアップや、コンスパン工法の拡充など積極的に展開して、売上高は前年度比約27%増の165億円に引き上げる方針だ。

 補強土事業本部の2000年度売上高は、前年度比約8・3%増の約130億円となる見通しで、公共土木予算の縮小傾向を受けて需要が減退する中、前年度を上回る実績を確保した。また、00年度は設計織り込み活動を強化したことから、設計織り込み数量はテールアルメ工法で65万平方メートルと、例年に比べて30%以上増えている。売上高のうち、盛土補強部門は約100億円、地山補強部門が約20億円。プレキャストアーチカルバート部門は約10億円。

 ヒロセでは、補強土事業本部の中期的な方針として@盛土補強部門の全国各県のシェアを50%以上に引き上げるA技術審査証明を取得したダグシム工法の拡販を図るなど、地山補強部門を強化Bコンスパン工法などプレキャストアーチカルバート部門を拡充する―を掲げており、より一層の収益拡大を目指す。

東 邦シートフレーム(本社=東京都中央区、村上社長)は、ミサワホームと共同開発した縦張り金属サイディングを、東邦シートフレームブランド「ワイド455」として本年度、需要家および特約店向けでの拡販に取り組む方針。

 「ワイド455」は、窯業を超えた立体感と高級感を演出する、外壁改修に最適な縦張りサイディング。特長は@独自の彫石調深彫りエンボスで、施工しやすい縦張りによる横目地を実現A溶融亜鉛55%アルミ合金メッキ鋼板にリシン特殊塗料を厚膜塗装しており、抜群の耐食性と耐候性を有しているB形状によって製品背面に空気層を持ち、結露防止効果を生み出す―など。

大 手屋根メーカー、元旦ビューティ工業(本社=神奈川県藤沢市、舩木元旦社長)は、元旦トータルエコロジーシステムである「GTES(ジーテス)」を軸に、環境対応製品事業を強化する。98年から事業化に取り組み、廃ガラスリサイクル処理工場のフランチャイズ展開などを推進。さらに展開を広げ、全売上高に占める構成比率を当面10%、中期的には30%以上に引き上げていく。

 「GTES(ジーテス)」はCO2削減やリサイクル、環境汚染など多発化する環境問題にトータルで対応できる総合エコロジーシステム。

東 京地区の平鋼市況は6×50で5万2000円中心の横ばい。小口当用買い傾向が続く。H形鋼の弱基調の影響を受けて、4月の荷動きも好転しないとみられる。

 特約店は1―3月の申し込みを10―12月比15%程度減らしたため、過剰感はない。各社とも適正在庫に近い水準だが、他品種の弱基調に引きずられて停滞ムード。王子製鉄は予定していた4月契約分の値上げを5月に持ち越した。メーカーは昨年1年間で8000円の値上げを実施したが、流通は市況に転嫁できていない。

 今年は大きな需要は期待できない。昨年のIT関連工場建設や大店法絡みの駆け込み需要がないため。流通は当面、現行価格の維持に努める。

東 京地区の縞板市況は当用買い中心で弱含み。市中価格(3・2―4・5_、ベースサイズ)は、5万4000―5万5000円中心。

 定尺の荷動きは1―3月を通じて鈍り気味との認識が強い。東京製鉄のコイル価格発表が心理的に大きな影響を与え、小売業者としては「非常に商売がしにくい」(扱い筋)状況にある。価格は注文の量により大きく変わっているが、平均すると年明けに比べて1000円下落した。

 需要家からの値下げ要請が強く、「当用買い中心で客先からは様子を見られている」(同)という。メーカーの供給姿勢に変化はないようだが、鋼板全体を含めて対応が注目される。

大 阪地区の平鋼市況はベース4万―4万1000円どころでジリ安。建築、産機・建機需要の冷え込みから、荷動きは相変わらず低調。H形鋼など僚品の動きもさっぱりで、「今月に入っても春需の気配が見られない」(特約店筋)のが現状。流通出庫量もほぼ横ばいの1万2000トン水準(大阪鉄鋼流通協会調べ)で、低位に推移している。

 また、在庫はメーカー各社の生産調整効果から増勢傾向に歯止めがかかってきているが、依然として適正水準を上回っている状況。このため、特約店筋の売り腰は締まらず、安値にズルズルと引きずられているのが現状。一部地方向けでまとまれば4万円割れも散見されている。