2002.06.07
ス チールプランテックは、韓国の東国製鋼から次世代型条鋼圧延システム「EBROS」を受注した。浦項製鋼所向けに納めるもので毎時97トンの圧延ライン。契約範囲は、機器の供給とスーパーバイザーの派遣で、02年9月末にFOBで引渡し、03年1月にホットランの予定。EBROSの受注は、国内では東京製鉄、海外ではフィンランドのフンディア、中国のシンタイ、香港の紹榮に続く5基目となる。連続圧延システムの導入は、韓国の鉄鋼メーカーで初めて。



住 友金属工業は、橋梁事業効率化のため8月をメドに金沢橋梁工場を閉鎖、鹿島橋梁工場に集約・統合する。橋梁を巡る事業環境が厳しくなっているため事業を効率化、収益基盤を維持・強化するもの。これにより同社の加工能力は年間1万トンから6000トンへダウンするが、外注の活用により9000トンは維持していく方針。金沢工場の従業員40人は鹿島工場へ移る。

会 社再建を進めている中山鋼業に、三菱商事と三井物産が資本参加することが正式に決まった。持株比率は三菱商事が10%(4800株)、三井物産は5%(2400株)。ともに共英製鋼と合同製鉄が保有している株式を両社に譲渡するかたちとなる。諸手続きを行い、今月末ごろまでに譲渡が完了する見通し。

住 友金属工業は6日、建築構造用490N/mm2級および520N/mm2級極厚H形鋼について、国土交通大臣の材料認定を取得したと発表した。同社独自の熱間加工制御圧延技術で、厚肉・高強度でありながら溶接性に優れた母材特性を持つウエブがフランジよりも厚い豊富なサイズを実現した。10月から鹿島製鉄所大形工場で本格製造を開始する予定。既にゼネコン、大手設計事務所などから引き合いを受け、当初の販売量として年間3000トンを目指している。
川 崎製鉄は6日、小型携帯機器に搭載されるマイクロDC―DCコンバータ向けに厚さが従来の2分の1に低減した世界最薄のインダクタ(変圧器)の開発に成功したと発表した。今回開発したプレーナインダクタは、巻き線型インダクタと磁性薄膜型プレーナインダクタの欠点を解決し、「極薄型(世界最薄)かつ低損失」を実現したもの。現在、事業化について検討中で、早期に量産態勢確立を目指す方針。





日 商岩井鉄鋼建材(本社=東京都中央区、片山英雄社長)は、02年3月期の売上高が前期比15・7%増の544億円、経常利益は51・5%増の1億5000万円となり、増収増益となった。当期純利益は約4倍の6500万円で黒字を維持。



 部門別でみると、土木は落ち込んだが、建材、鉄骨工事、名古屋支店の3部門は増収に。土木は公共事業の縮小で、前期比10・6%減の119億円(売上高比率23%)。建材(形鋼含む厚板材)は6・3%増の119億円(22%)、鉄骨工事66・7%増の180億円(33%)、名古屋支店0・9%増の118億円(22%)。首都圏の再開発工事がピークを迎えたことで、建材、鉄骨工事は伸長した。
曲 げ加工の大手業者・サトイ金属(本社=大阪市大正区鶴町、里井毅社長)は年内にも、大阪市内で新たに工場建屋を購入し、既存の3工場を集約する方針。工場全体の加工効率化、入出荷作業の迅速化を図るとともに、曲げ加工の能力引き上げが狙い。設備も全自動の大型油圧プレス(690トン)を導入する計画で、同設備を活用し、産業廃棄物やプラント向けの大型製缶分野に参入する考え。新工場での加工目標は、現状比倍増の月間2000トン。今回の集約に伴う設備投資金額は数億円規模となる見込み。



ネ クスト・ワン(本社=東京都板橋区、金山智富社長)は、00年度に事業参入した酸化チタンをベースとする高機能光触媒アークフラッシュ事業で累計売上高1億5000万円を達成した。昨年の幹事会社昇格を経て、同社グループの代理店は5月末時点で全国75社となった。02年3月末に韓国の美容関連商社とエージェンシー契約を締結するなど同事業は急成長している。2月からは酸化チタン含有率18%から30%に増量した新型アークフラッシュの売れ行きも好調で、02年度は売上高目標2億5000万円を目指す。

東 京地区の軽量C形鋼はベース4万8000―4万9000円中心で強含み。下値が切り上がっているため、流通は4月出荷分からの3000円の値上げに対し、平均1500円程度転嫁できている。

東 京地区の一般構造用鋼管(STK)は、流通が小売価格への転嫁を進めており、強含み。需要低迷が市況上昇の足カセとなっているが、流通としては強気を維持する構え。
大 阪地区のコラムは母材価格の値上げを受けてメーカーが販売姿勢を強めているものの、S造の需要不振もあって、引き合いは活気を欠いたままで推移している。市中相場はベース、トン当たり5万3000円どころ。