2002年6月24日
SMSデマーグ、川崎製鉄グループは、中国の上海宝山鋼鉄集団公司から宝山にとって初の厚板圧延設備一式を受注した。UO管など急激なパイプライン需要に対応するもので、設備能力は年産140万トン。将来的には造船用厚板にも対応していく。全体の取りまとめとハード供給をSMSデマーグ、操業指導などソフトエンジを川崎製鉄、電気系をシーメンスが担当する。工期は34カ月で設備完成後は、05年3月の稼働予定。
ダイワスチール(本社=神戸市、大森尚社長)は7月契約の関西地区小棒販売価格を6月比1000円値上げ、ベース、トン当たり3万1000円として来月中旬から20日前後にかけて売り出しを開始することになった。
宝山鋼鉄股●有限公司は、第3四半期(7―9月)の薄板出荷価格について400―600元の大幅値上げを実施したが、ここにきて8月の期中改定の可能性について現地市場の関心が高まっている。同社は4半期ごとの価格設定を行っているが、6月に期中改定が実施された。このため輸入材が急減すると見込まれる8月に再度期中改定を行うのではとの観測が広まっており、結果は近日中に明らかになるとみられる。

 ●はにんべんに分
中国政府は20日、鉄鋼セーフガードの応訴者に対する質問状「国外(地区)生産者調査問巻」の配布を開始し、事実上の本格調査をスタートした。質問内容は、経営状況、調査品種の購入状況、設備・生産工程、調査品種における国産品と輸入品の相違、要望などで、質問書の回答期限は8月4日。

NKKは21日、福山製鉄所に設置した次世代型冷却設備「Super―OLAC(スーパーオラック)H」を活用し、自動車駆動系強度部品などに適用する熱延鋼板「ハイパーバーリング高炭素鋼板」を開発したと発表した。

 ハイパーバーリング高炭素熱延鋼板は、高い伸びフランジ成形性(バーリング加工性)に優れ、従来鋼板の2倍の穴拡げ率を持つ。引っ張り強度440N/平方ミリ級の高張力鋼板で、変速機(ATやAVT)など自動車の駆動系部品の一体成形に貢献する。製造可能範囲はS35C、S45Cクラスで板厚2・3―6・5ミリ。